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やり方覚えの癖がついている子で、忘れてしまいやすい子の傾向と対策(1)
【結論】忘れてしまいやすい子に、「やり方覚え」は通用しないのだ。何度やっても、点数は低いままなのだ。単純計算以外は、「考え方」をきちんと理解させるべし。

※忘れてしまいやすい子の癖は、記憶のプロセスが抜けている
英単語を書くときも、数学のドリル演習をするときも、直前の単語を見ながら写し続け(覚えないで写し続け)、直前の問題の解き方を見ながら、同じように当てはめ続けていく(考えないで当てはめ続けていく)。ただ写すだけなのだ。板書を写すときに、何度も顔を上げている子がいれば、その子は、ただ写しているだけなのだ。

※「やり方覚え」と「考え方」の違い
・「やり方覚え」…なぜ、その問題はそのように解くのかを理解しないまま覚えこむ、覚えこもうとすること。多くの子に見られる傾向である。
・「考え方」…なぜ、その問題はそのように解くのかを理解すること。基本的な考え方だけを覚えておけばいい。


〆拠のない推測で決め付ける傾向
【傾向の例1】
a×b÷c÷d=abd/c
※割り算は分数であることは覚えているが、cが分母だから、次のdは分子だろうという、根拠のない推測をしてしまうのだ。ひらめきやカンの方が先走る傾向の子に多い。
【対策の例1】
a(×b)(÷c)(÷d)=ab/cd
のように、グループ分けしておけば、間違えない(実際は括弧の部分を○で囲んだりすればいい)

【傾向の例2】
複合図形の角度を求めるとき、勝手に角度を決め付ける
※この角とこの角は似ているので、同じだろうという、根拠のない推測をしてしまうのだ。これも、ひらめきやカンの方が先走る傾向の子に多い。
【対策の例2】
最近は、あまり表記されなくなったが、「問題中の図形は正確ではありません」という考え方を身につけさせる必要がある。

公式を忘れたからと言ってあきらめる傾向や、はっきり覚えていない公式を使う傾向
【傾向の例】
(a−b)2=a2−b2
(a+b)(a−b)=a2−b2
「一体、どっちなんだ。わからん!」とあきらめたり、強引にやってしまったりする。
【対策の例】
(a−b)2=(a−b)(a−b)=a2−ab−ab+b2=a2−2ab+b2
(a+b)(a−b)=a2−ab+ab−b2=a2−b2
のように、基本の考え方に戻れば、きちんと公式が導き出せる。覚えている子よりは時間が少々かかるが、正解するというゴールは同じなのだ。
必要なのは、落とし穴のある直進コースよりも、遠回りでもゴールに安全に到達できる道を選ぶ勇気なのだ。

8式を当てはめるときは、文字と計算記号、正負の符号を分けて考えさせえよう
【傾向の例】
(√5−√7)2
これを次の公式に当てはめるとき
(a−b)2=a2−2ab+b2
符号を分けて考えないと、次のような間違いをしてしまう
(√5)2−2×(√5)×(−√7)+(−√7)2=5+2√35+7=12+2√35
【対策の例】
(√5√7)2
のように、グループ分けしておく(実際は、数字も符号も○で囲んだりすればいい)。
公式も同様に
(ab)2a22abb2
のように、グループ分けしておく(実際は、数字も符号も○で囲んだりすればいい)。
その上で代入すると
(√5)22×(√5)×(√7)(√7)2=5−2√35+7=12−2√35
となってミスを防げる。

ご愎瑤琉貳娘阿禄颪韻襪、意味がわからずに解こうとする傾向
【傾向の例】グラフ上に、一次関数の直線が書かれており、y切片が2、χ軸との交点の値が−4であるとき、この一次関数の式を答える問題
y=aχ+b
2=0+b
???変だ!ギブアップ!
aとbの連立方程式で解くというやり方だけを覚えていて、しかも、加減法しか覚えていないので、aが消えるとパニックなる。
【対策の例】
y=aχ+b
のbは何なのかを考えれば、すぐに
y=aχ+2
となるのがわかる。
しかし、y切片の座標を再び代入しようとする
2=0+2
???またaが消えた!ギブアップ!
y切片が決まった時点で、y切片の座標は不要であり、求めるのはaだけになったのだから、のこりの座標を代入すればaを求められる。
0=−4a+2
a=−1/2
※関数の一般式の意味と、グラフを読み書きできる能力を養うべし

ナ絃和蠅ら方程式を作る問題では、最初からギブアップしたり、文章を読むだけで、いきなり式を作ろうとしたりする傾向
【傾向の例】
箱詰めセットでA商品とB商品を売っている。Aを10個とBを5個詰めると1000円。…中略…箱代は50円。
最初に作った式は、10+5=1000
(見えた数字だけを並べて根拠のない式を作ろうとしている。「単位をつけてみろ」というとミスがわかる)
次に作った式、A+B=1000(もう少しだ。「A1個とB1個で1000円なのか」というとミスがわかる)
やっと作った式、10A+5B=1000
これで、次に移ろうとするので、ここでストップ!
イメージがきちんと作れていないのだ!
【対策の例】
文章を読みながら、簡単な図を書かせる。箱があって、A10個とB5個がつめられて、1000円の図。ここで、箱代が抜けているのに気付く。
10A+5B+50=1000
以下、略。
※文章題をきっちり読みながら、図を書いて考える習慣を身につければ、これまで捨てていた基本的な文章題でさえ、正解できるようになる。

何度も言っておくが、こういう子は本来、頭脳が優秀なのである。
単に、勘違いしやすい、錯覚しやすいものに、正直に引っかかってしまった結果、まじめに努力している割には、効果が出ないだけなのである。
教える側が、案外見過ごしている生徒の癖に着目する必要があるのである。
成績だけでダメと決め付けてしまうだけでは、優秀な子供たちの能力を封印してしまいかねない。
| 教育改革:数学 | 11:48 | - | - |

優先順位

1位:元気(生命)2位:生活(家庭・家族)3位:学力(実力)4位:成績5位:合格

  1. 何とかなる、生命があれば。
  2. 何とかなる、家族がいれば。
  3. 何とかなる、実力があれば。
  4. 成績は後から付いてくる。
  5. 合格も後から付いてくる。
累計